きゅう師の仕事を簡単に解説しますと、火をつけたもぐさを皮膚に置いて、温熱刺激によって身体の疲れやこり等ををほぐす治療法です。
きゅうもはりもあん摩マッサージ指圧も、東洋医学に基づく治療法として親しまれおり、アレルギー等の現代病や、ストレス社会での精神障害など、時代を反映した病気への対策として、東洋医学療法が近年注目されています。
きゅう師の養成学校や養成所の修学科目は、はり師の学校とほぼ同じですが、はり理論に代わって、きゅう理論になります。
きゅう師の資格を取得するには高校卒業後、きゅう師養成学校・養成所の専門学校や大学で修学し、国家試験の「受験資格」を取得しなければなりません。
修業年限は3年です。
「受験資格」を取得し、年1回行われる国家試験に合格すると、きゅう師になることができます。
きゅう師・はり師・あん摩マッサージ指圧師の「受験資格」が得られる養成学校・養成所も、最近では増えてきました。
また、視覚障がい者に限りですが、中学卒業後に養成学校、養成所に入る道もあり、その場合の修業年限は、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を合わせての取得で5年以上です。
視覚障がい者のみを対象とする養成学校の大学や特別支援学校、また養成所もあります。